ホイールの振れ取り



【2014年3月】


ブレーキケーブル交換時にホイールの一部がシューに当たる現象を確認した。
「ちょっと余裕を持ってケーブルを張れば大した事ではないだろう・・・・」
と思っていたのだが、実際に走ってみると結構気になった。

ホイールを手で回しながらじっくりと見てみると、たしかにヒョイヒョイと一部が振れている。
写真はちょっとボケてしまったが結構なクリアランス差があった。


こんな言い方をするとR3には申し訳けないのだが「どうせ7005mkUで設定・調整する必要のあるものは事前にR3でやっておきたい」と思っている。

このニップル回しも7005mkUで使う為に買ったものだが、先にR3で実地経験ができるなら有難い。
よって早速使い方を調べて挑戦してみよう。
ここに刻印してある数字は”番手”というスポークの直径(mm)を表している。
15番:1.8mm
14番:2.0mm
13番:2.3mm
12番:2.6mm
11番:2.9mm
10番:3.2mm
09番:3.5mm
となっていて、自転車では通常15番〜13番を使用し、それ以上太いスポークはオートバイ用らしい。
その中でもプレーンタイプと呼ばれる一般的なロードバイク用スポークは2.0mmで14番らしい。
もちろんR3も純正で14番だ。

さて、この使い方だが、
・時計回りが「締まる=縮ぢむ=手前側に反る」
・反時計回りが「緩む=伸びる=向こう側に反る」
とあったので、試しに1/4回転づつやってみたら、どんどん酷くなる・・・・振れが大きくなっていくのだ。

機械屋の嵯峨なのだが、調整ごとは「小さく正確に」が染み付いている。
正確に1/4回転ごとに回していけば、失敗しても正確に1/4戻せばよいだけだ。

ゼロに戻して改めて調べてみたら「時計回り」は「タイヤの上から見て」と書いてあった・・・・・。
つまりスポークを横から見ながらの「時計回り」はタイヤの上から見たら「反時計回り」だったのだ。

最初から失敗したが、ためになる事がいろいろ書いてあって参考になった。
@振れを取りたい中心の左右も対象に調整する事。
A片側だけだと円心が歪むので反対側も逆の調整をしてやる事。
なるほど〜!

しかし実際にやってみて自分流を会得した。
@ホイールを回転方向に回して振れが始まるところから順番に調整していく。
A必ず1/4回転単位で行う。
B必ず対になる反対側も逆に1/4回転行う。
Cそのまま回転方向に抜けて終了し、まだ振れている場合は@から繰り返し、振れが無くなるまでループ。

5分ほど続けるとシューに引っ掛かる事なく車輪が回転するようになった。
最大のニップルの回転数は1回転だった。

BC2.0(自転車のネジ規格で直径が2mmという意味らしい)の規格を調べると、
ねじ山数(25.4mmで):56個
ピッチ:0.45mm
のようなので、
56/25.4*0.45=0.992
より、1回転で約1mm伸縮する事になる。

しかしたったこの1mmでホイールのよじれが直るんだから、逆に言えばすぐにアライメントが崩れる可能性もある・・・・・って事か。


シューにトーインを付ける。
トーイン?・・・・・四輪レースの世界では普通に調整する項目だが、一般車なら生涯経験する事がない項目だろう。
一般論的には左右のタイヤを平行よりわずかに内側に向ける。(ほんの数ミリの世界)
後ろに向かってハの字にする事で直進安定性を高める事ができるというレースでは常道のセッティング。

そして今回、自転車のブレーキシューを後ろに向かってわずかに広げて、同じ様にハの時にしてやる。
その意味は、前進時のホイールの回転方向がわずかに先に接面する事で制動力を安定して発揮させる為の工夫。

その値は0.5mm〜0.8mm。
今回はコピー用紙を4つ折りにした厚さである0.7mmとした。
ま、いい加減=良い加減・・・・であるが・・・・。